革靴やスニーカーの靴底がすり減ってしまってませんか?
実は自宅でも簡単に補修できるキットがあるんです!
「でも自分で修理って難しそう、、」
「失敗するかも、、」
という方のためにシューズドクターNの使い方をまとめてみました。
失敗しやすいポイントもあるので、修理前の予習に利用してくださいね。
- シューズドクターN ブラックで自分で修理したい!
- 内容物と準備するもの
- 実際に補修してみる
- 2足目も同じように補修します
- 乾燥後テープをはがす
- 最後の仕上げ
- 靴のかかと修理を自分でやった結果、、
- 自分でソールを直せて大満足でした
- 合わせて読みたい記事
シューズドクターN ブラックで自分で修理したい!
今回使うのは、シューズドクターNというセメダインの靴補修専用接着剤です。

セメダイン 靴用補修剤 シューズドクターN ブラック 50ml ブリスター HC-003
- 出版社/メーカー: セメダイン(Cemedine)
- メディア: Tools & Hardware
- 購入: 17人 クリック: 37回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
市販の文具売り場やホームセンターなどの接着剤エリアにあると思います。
今回のものは一足分とのことで20mlで通常のものは50mmです。
なぜ今回この商品を買ったかというと、
靴のソールの修理を専門の業者に頼むと3000円ほどかかります。
でも僕の修理したい靴は何十万の靴でもないので、
セルフでソールを補修したいのでこの商品を買いました。
このシューズドクターNは500円ほどから購入できるので、
これでちゃんと修理できるならかなりお得!
ということで実際にスニーカーのソールを修理してみましたよ。
内容物と準備するもの
- 補修用ポリ板
- ヘラ
- サンドペーパー
- シューズドクターN本体
が入っています。
加えてセロテープやマスキングテープなどのプラ板を固定するテープが必要です。
また今回はポリ板は使用せず自作します。
2足修理したいので付属のものだけだと足りないため、
クリアファイルをカットして代用のポリ板を作ります。
また最初に作業する場所に新聞紙やいらないシートなどを敷きましょう。
靴の汚れが床に落ちるのと、接着剤が強力なので床につくとかなり取れにくいです。
実際に補修してみる
今回修理するのはこちらのナイキのスニーカーです。
こちらの記事で紹介しているので気になる方はそちらもどうぞ!
ソールの減り状況

この通り、ソールが削れてエアーの部分まで侵食しています、、
このままだとエアーに穴が空いてしまいソールがダメになってしまうので、
補修したいと思って購入しました。
またこのように特殊なスニーカーの場合、
お店で補修するのも難しいか補修を断られる可能性もありそうです。
そんな時は自分で修理すればOKですね。
ソール自体も減っています。
1.ソールを付属のやすりでざらざらにする

まずは付属の粗めのやすりでソールをならします。
僕はこの前に石鹸でスニーカー自体を綺麗にしましたがしなくてもOKです。
補修したい部分の汚れを落としておくことと、
やすりでソールをざらざらにし補修材の食いつきをよくします。
これをしないとソールと接着剤がしっかり定着せず、
補修した部分が剥がれ落ちる原因になります。
2.補修するソールの周りにポリ板をテープで止める

添付のポリ版を使う場合はツヤあり面を内側にして補修箇所にテープで止めます。
自作した場合は向きはどちらでもいいのでテープで固定します。
この時、ソールの補修したいラインが見えるようにテープを貼っておくと良いです。
ソールの奥まで補修剤を充填するので、
奥までしっかり液が入っているか確認するためです。
これを両足とも作業します。
3.ソールに補修剤をくまなく充填する

ソールに補修剤を充填していきますが、ここは慎重に行いましょう。
補修箇所の一番深い部分に空気が入らないようにしっかりと奥まで流し込みます。
ここでくまなく充填しないとのちにソールが剥がれる原因になります。
また説明書にもある通り一回の充填の厚さは4mm程度までにします。
厚塗りすると硬化に時間がかかり、さらにソールが割れる原因になります。
実はもう一足の方でこの失敗をしています、、ご注意ください。
このようにチューブから出した時点で補修箇所の奥まで充填しましょう。
クリアファイルだとどこまで補修剤が入っているか分かるので便利です。
あとはくまなく空気が入らないように隙間なく補修剤を入れます。
4.付属のヘラで平らにならす
最後にヘラなどで平らにならしてください。
底の部分は履いているうちに平らになるので、
あまり気にしなくてもいいかと思います。
横からみるとこんな感じです。
スニーカーは形状によりますが、
革靴などはソールと並行にテープを貼ったほうが見栄えが綺麗です。
このようにして左右の靴に同じように充填します。
以上で補修剤の充填は完了です!
2足目も同じように補修します
今回は補修剤が余りそうなので2足目も補修していきます。
こちらのスニーカーも記事にしていますので気になった方はどうぞ!
こちもソールがかなり減っていて、ミッドソールにまで到達しています。
またアウトソールが剥がれてきている状況です。
このシューズドクターは靴底の肉盛り補修だけでなく、
ソールのはがれの補修にも利用できるので、
これも接着剤としてシューズドクターNで貼り付けます。
白いミッドソールに黒い接着剤がつくとかなり落ちにくいのでマスキングしています。
はがれた靴底とミッドソールの間に補修剤を入れました。
(結果としてやや失敗しました)
失敗した原因は上から抑えるなど圧着しなかったからですね。
一応固定はされましたが隙間が少しできてしまいました。
またつま先の方もアウトソールが削れてミッドソールが見えていたので、
シューズドクターの用途でもあるすり減り防止で格子状にそれっぽく補修しました。
(チューブから出る補修剤をライン上に出しながら直線に引いただけ)
右が元の状態で、左が補修後です。
よく見ると歪みがあるので補修痕がわかりますが、
靴の裏まで凝視されることはないので、
まずぱっと見で補修したとはわからないと思います。
我ながら格子状の部分はそれっぽく修復できたんじゃないでしょうか笑
最後に二足とも動かさずに24時間乾燥させます。
説明には気温23度で湿度50%、肉盛り厚2mmの場合とあるので、
夏と冬だと乾燥時間に変化がでることがあるので注意です。
乾燥後テープをはがす
24時間以上経ったらテープを剥がしポリ板をはずします。
撮影の都合上今回は18時間ほどではずしました。
このような感じでしっかり充填できていそうです。
完全に補修剤が乾いていることを確認したらテープを剥がしていきます。
結構綺麗に修復できたんじゃないでしょうか!?
このようにソールに垂直に補修できています。
このままだと少し荒いものの、十分綺麗に補修できていました。
上から見てもあまり違和感なく修理できました。
もともと黒いソールはほぼ見えない状態まですり減っていたので、、
最後の仕上げ
このあと軽くやすりをかけるとツヤが消えるのでもとのソールと馴染みます。
また少し荒く飛び出してしまっている部分などはカッターで削りました。
ただ一つ問題があったのが2足目のスニーカーのソールです。
このように少し割れてしまい、すでに分離しかけていました、、
おそらくやや厚みがあったので硬化時間が短かったか、
深いのでしっかりくまなく充填できていなかったかどちらかかと思います。
とりあえず再度マスキングしてヒビのはいった部分に押し込むようにしてシューズドクターを充填しました。
これはまた追記します。
靴のかかと修理を自分でやった結果、、
乾燥させてテープを剥がし仕上げをした結果がこちら!
めっちゃいい感じにいけました!
こうやってよく見てもほぼ補修したようには見えません。
これでお気に入りのスニーカーをもっと長く使うことができますね〜
非常にエコでコスパもかなりいいです。
一足あたり250円ほどでかかと補修できました。
これをお店でお願いした場合3000円するとすれば、
たった10分の1の値段で補修できます!
もちろん時間はかかりますが、
愛着のあるスニーカーなら楽しく修復できるんじゃないでしょうか。

セメダイン 靴用補修剤 シューズドクターN ブラック 50ml ブリスター HC-003
- 出版社/メーカー: セメダイン(Cemedine)
- メディア: Tools & Hardware
- 購入: 17人 クリック: 37回
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ぜひ購入してお手持ちのスニーカーや革靴を蘇らせてください!
またソールが白や茶色の靴にも合うように、補修剤が白や茶色のものもあります。

セメダイン 靴用補修剤 シューズドクターN ホワイト 50ml ブリスター HC-001
- 出版社/メーカー: セメダイン(Cemedine)
- メディア: Tools & Hardware
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セメダイン 靴用補修剤 シューズドクターN ブラウン 50ml ブリスター HC-002
- 出版社/メーカー: セメダイン(Cemedine)
- メディア: Tools & Hardware
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もし色が合わなくて補修できない、、という方は上の商品でOKです。
さらにこのどの色でもない、、という場合「シューグー」という似た商品もあるので、
そちらもチェックしてみてください。
こちらは補修剤の色が目立たない透明のものになります。
ただ今回の補修方法とは異なるので注意してください。
自分でソールを直せて大満足でした
ソールを直したいけどそこまで高い靴じゃないし、、
というニーズをつかんだすばらしい商品でした。
実際に補修後履いてみてどうなるかも追記したいと思いますので、
そちらもごらんください。
合わせて読みたい記事
修復ならこちらもどうぞ!
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